父親の想い出
ご相談に来て下さる方が、私がどんな人間か分からないと不安かなと思いますので
少しずつこちらに書かせて頂きます
父は二年前に亡くなりました
優しくて面白くて全然怒らない人でした
怒られたのはたった1度だけ、「4x7」の答えを忘れた時
両親は自宅でクリーニング店を営んでおり、いつも店でアイロンを掛けていました
小学生の私は、父に宿題を毎日のように教えてもらっていてそれが当たり前のように思っていました
小学3年の時、いつものようにアイロンを掛けている父の横で算数の宿題をやっていて4x7の答え
が出てこなかったのです。どうせ父が教えてくれると思ったら
「そんな答えも解らないのか!それじゃお話にならん!」たったこれだけなのに、今まで怒られた事
がなかった私はもうビックリしてしまって、オイオイと泣いてしまいました
きっと、父も私が泣くとは思わずビックリしたことでしょう
それから二度と宿題を聞きに行くことはなく、成績も少しずつ上がっていきました
怒らないと言いましたが、母に聞くと若い頃は結構短気だったそうです
私が3歳位の時、父と母が喧嘩したそうです
その時、父がテーブルをバンッと叩いた拍子に何か食器が母の額に当たり少し血が出て
それを見た私が「おとーしゃんきらい おとーしゃんきらい」と、泣きながら椅子を重ねて
棚の上にある救急箱から絆創膏を取って何枚も何枚も母のおでこに貼ったそうです
私も、薄っすらと覚えているような気がします
でも、その一件から父は随分温厚になったみたいです
どこの父親も娘には弱いですね
家庭訪問で父に救われた言葉や、老後の病気介護など、また書いていきたいと思います
亡くなった父へ残しておきたい感謝と想い出を・・・
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